八尾市・東大阪市の不動産の売却の販売方法はどうしたらいいのか

カテゴリ：不動産コラム（売却・買取・購入） 2024-06-16

マンション売却募集の販売方法とは

皆さんも、自宅のポストに入って来る「売却物件募集！！」とか「無料！買取査定強化中！！」とかの広告をご覧になった事があると思います。いわゆる、不動産を売却するお客様を勧誘する広告です。一般的には、広告が撒かれているエリアの物件情報を何件か掲載している広告が多く、皆さんも興味を引かれて見た事があると思います。確かに、広告としては物件情報が沢山掲載されている物こそが不動産の広告らしい感じがしますが、先ほどお話ししました売却物件を募集する広告は、不動産業界の戦略の重要なアイテムでもあります。中身を良くご覧になった方は、覚えがあると思いますが「○○町周辺で、家族3人でお住まいになりたい方が、3ＬＤＫのマンションを探しています。」とか「○○小学校の学区域で、新築住宅建設の為、３０坪以上の土地を急いで探している歯科医のご家族がいらっしゃいます。」や「○○駅徒歩１０分圏の2ＬＤＫマンションを３人家族の方が探しています。転勤の為急いでいます。ご一報ください。」などまるで広告を見ている方にとって、自分あてに来た手紙の様だったりしますから、大したものです。当然の事ながら、先ほどの「告知」をご覧になった売却の事が頭に「電話してみようかな？」という気持ちになります。自然に…。それは、そうでしょう。まるで自分の家なり、土地なりを知っているかのように、条件がピッタリだったりしますから…。そうなりますね！

実は、一番お客さんが欲しがる条件がピッタリか？

一番多く存在する条件を載せているだけだったりします。でも、問合せればそのお客さんはいるんでしょう？～はっきり言いますが、いません！！普通に考えて頂くとわかると思いますが、広告を撒くという事は少なくとも１０日前後の準備なりが必要な事と、費用が掛かる事になります。個人のプライベートに近い話を広告にまでして、何万部も印刷して何万世帯にも撒いてしまう！？　非現実的ですね。たまに「探してほしい」というお客さんもいますが、そのお客さんは他の不動産業者やネットなどでも、どんどん探しますから時間が掛る広告は、現実的に難しいですね。

では、どうしてその広告を撒くの？

～簡単です。売却したいお客様の問合せを集めたいからです。ずいぶん前のブログでも紹介しましたが、不動産屋さん的に一番いい「売却物件を預かる立場」いわゆる「媒介契約」の状態が一番好ましいわけなんです。細かい話は、前のブログをご覧ください。要するに、お客さんが自宅を売却するための「媒介契約」を結べばその不動産屋さんは、不動産業者の物件サイトにさえ物件を登録して置けば、自分でお客さんを見つけなくても、最悪でも売主さんから仲介手数料がもらえます。という事は、5件、10件と売却物件を預かっていれば、当然の事ながら楽に稼ぎが増える事になります。このポジションを得る為に、冒頭の売却物件を募集する広告をもっともらしく、問い合わせが増える様に、作っちゃってるわけです。売る事を考えている方でしたら、問合せの電話をかけそうでしょう。それを待っているわけです。一般の消費者の方が、そこを確認(本当にお客さんがいるのか)しようと電話をかけてとしても、売却しようとする問合せた方の物件内容がわからないと、紹介しようがありません。と言われてしまい、査定をしましょう。という話になってしまいますから、なかなか確認できません。上手く出来ていますね。よしんば、その事を聞けたとしても、煙にまかれる感じでしょうか。その手の「売却物件募集広告」を撒いて来る会社は、消費者を騙してでも営業を有利に展開しようとしている会社ですから、どんなに大きな有名な会社であっても、私はお勧めしません。広告の時点から、お客さんの事より自分たちの事が優先されているわけですから、その先も良い想像も湧いてきませんね。気を付けてください。