賃貸物件の家賃の引き落とし日は何日が多い?遅れた場合の対処方法と注意点は?(その2)
家賃が遅れてしまったときの対処法
家賃の支払いが遅れてしまったときの対処法としては、まず、不動産会社から督促がくる前にきちんと連絡をして、口座に入金をしておくようにしましょう。引き落としができないと、そのうちに支払い催促の連絡がきます。方法は、案内やハガキが送られてきたり、電話がきたりとさまざまです。
また、あらかじめ「家賃の支払いが1〜2日遅れてしまいそう」ということが分かっているときには、事前に連絡をしておくと良いです。そして、家賃が用意できしだい、すみやかに入金するようにしましょう。連絡するのとしないのとでは、イメージも全然変わってきます。「今後も住み続けていきたい」と思っているのであれば、1〜2日だけ、と思わずにきちんと連絡するようにしましょう。
家賃の遅れや滞納から考えられること
毎月家賃を支払っていると、ときには支払いが遅れてしまうといった可能性もあります。一度くらいならば、そういった経験をしたことがある、という人もいるかもしれません。しかし、もしもその頻度が高くなって毎月のように遅れてしまったらどうなるのでしょうか。ここでは、支払いがひんぱんに遅れたり、滞納したりしてしまった場合に考えられることについて、詳しく解説していきましょう。
契約解除になる恐れが出てくる
家賃の支払いが遅れると、契約解除になる可能性が出てきます。入居するときにサインした賃貸借契約書の中には、契約解除の条件として家賃の遅延や滞納を入れているケースが多く見られます。そのため、家賃の支払いが遅れたことによって退去を命じられてしまう可能性が高まるのです。家賃を遅延、もしくは延滞して退去となった場合、敷金を預けてある場合には、退去時に滞納分を敷金で相殺されることが多くなります。しかし、不足分についてはきちんと払わなければなりません。
信用情報機関に遅延や滞納が記録される
家賃の支払いが遅れると、信用情報機関に「遅延」や「滞納」が記録される可能性が出てきます。もし、家賃の引き落としをクレジットカードにしている場合、遅延や滞納の事実が信用情報機関に記録されるようになっているのです。これは、一般的に言われるブラックリストになります。ブラックリストに載ったからといって、会社や家族など、身近な人にすぐにばれてしまうわけではありません。しかし、一度ブラックリストに載ってしまうと、長い場合には10年近くもその情報が残ってしまうことになります。すぐに消えるものではないので、その点をしっかり覚えておきましょう。
カード類の使用などにも影響が出やすい
家賃の支払いが遅れると、カード類などにも影響があると考えられます。もし、信用状況が「ブラック」であると判断されてしまうと、クレジットカードやローンを新規で利用することができなくなるのです。そのため、例えば携帯電話を購入しようと思っても、端末の分割購入ができなくなってしまいます。なぜできないのかというと、分割で購入した分の端末代というのは、ローンという扱いになるからです。
ブラックリストに名前が載っていることにより、「支払い能力がない」と判断されると、審査に通らなくなってしまいます。
家賃は無理なく支払える範囲で考えよう
家賃というのは、毎月の引き落とし日にスムーズに払えるのが理想的だと言えます。そのため、物件を探すときには、金額も含めて無理のない支払いができるものを選ぶようにしましょう。家賃の金額がギリギリの状態で入居し、支払いが滞ってしまい最終的にはブラックリストに載ってしまった、というのは避けたいものです。物件探しは、その後のことについてもしっかり考えることが大切となります。家賃は、いまの自分の支払い能力から無理なく払える範囲の金額を考えるようにしましょう。
まずは、お気軽に何でもご相談ください!